FBM BIKES

過激で、危なくて、でも温かい親分肌のSteve Crandall(スティーブ・クランドール)が1993年にニューヨーク州ジョンソンシティに創立した、Made in USAのハードコアブランドの筆頭格。今年で14年目に突入するFBM(Fat Bald Man=デブではげな奴)がフレームのパイプカットからジグ、溶接まで、委託生産ではなく、全てを自前のファクトリーで自社スタッフが仕上げる体制は、ライダーブランドの多いBMX界でも異色。「自分の会社を興す理由を3つ挙げてください」という質問にSteveは「他人のために働かなくてもよいから」「自分のしたいことがなんでもできるから」「自分のしたいやり方で何事もやれるから」と答える。ハチャメチャで知られた時代を経て、FBMは今全米随一のユニークなライダーカンパニーとなった。今日のFBMを称してSteveは「good timesとgood friendsと高品質なバイクパーツの3つがゆる〜〜〜く絡み合っている会社かな」と言う。「2007年の目標? そんなのないよ。俺たちは利益を求めてるわけじゃないし。コンテストをして、イベントをして、ツアーをして、ライダーたちといろんな関わりを持って、ライダーとこのスポーツに新しいチャンスを与えたい。ライディングが好きで、楽しみたい。自分が使いたいからすごいパーツを作りたい。俺たちが選んだ道は、なにかポジティブなことをすること、なにか価値のあることで貢献すること、楽しい時間を持って、誇りに思えるなにかをすること。FBMのチームとスタッフは“面白い”ヤツの集まり。ただ仕事ができるとか、ただすごいライダーだとかだけじゃなくて、“味”のあるヤツらで、それがFBMの中身なんだ。」
0