SURLY
Surly(サーリー)の意味は、「無愛想な」とか「むっつりした」。大した意味もないのに売らんかなのために新製品を垂れ流すメーカーや、大して乗りもしないのに新製品や高級品に群がるファンを「流行に弱い無駄使い集団」と切り捨てる皮肉が彼らの真骨頂ながら、その背後には自転車を心から愛する気持ちがある。超風変わりで、超真っ当なブランドです。以下、2007年に向けての彼らの挨拶をご紹介します。「こんちは。Surlyタウンにお立ち寄りいただき……本当に感謝しています。初めての方にしてみれば僕たちが何者なのか、何をしてるんだとか気になるところですよね。僕たちはバイクに乗ることが好きな人間です。で、同じくバイクに乗るのが好きな人たちに向けて、賢くて、乗って楽しく、丈夫で、そして手ごろな価格のフレームやパーツ、ウエアを考えて作っています。見栄えのする派手な物なんて何もないのですよ。でも有用な物がすべて美しいように僕たちの作る物は美しいんです。僕たちが自転車を好きなのは、排気ガスを出さないし(ライダーはたまにガスを出しますが)、交通渋滞を解消し、簡単に駐輪でき、メンテも簡単、老若男女にとって良いエクササイズで、そしてなによりも単純に乗って楽しいからです。特に最後のひとつは本当に重要です。自転車はなにをするにしてもそれをより楽しくします。シングルトラックを急降下する時も、仲間とビールを飲みに出かける時も、仕事や学校に行ったり、冷蔵庫を運ぶ時も(冗談だと思ってるでしょう?)。こんなにいろいろできて使うたびに楽しいモノがほかにあるでしょうか? マイカー? iPod? 脱スーツなビジネスカジュアルで決めてみること? ねえみなさん。シンプルな美しさ、効率、扱いやすさ、それから気が遠くなるほどの「自由」な感覚……これをみんな持ってる自転車ってやつは世の中に貢献する可能性があるなんてもんじゃなくて世の中を良くしてる……今この瞬間にも……と僕たちは信じてるんです。なんで、そのために、僕たちはあなたの財布に優しくて、雨の日も風の日も毎日楽しんで使ってもらえるモノを考えてるのです。毎日自転車に乗ってるあなたみたいな人に、より良い物を……」
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